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Verification Continuum

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11:15 - 11:50
VC-1

CXL3.0検証環境 ~IP品質を支えるVIP開発状況と先行導入事例

セッション概要

キオクシアでは市場のニーズに合わせて、高性能・大容量のフラッシュメモリをDRAMに代えて提供できるように、低レイテンシ/高バンド幅インターフェイスの次世代規格CXL (Compute Link Express) 3.0の応用に取り組んでいます。CXL3.0は最先端の規格のため、メモリコントローラのチップ開発とIP及びVIPの開発が並列進行となり、そのチップ検証では様々な課題に直面しました。今回はシノプシス社と連携して課題をクリアし、VIPを活用したCXL3.0検証環境を立ち上げましたので、CXL3.0 VIPの導入事例としてご紹介します。

キオクシア株式会社

設計技術推進部 設計技術第一担当
シニアエキスパート

北沢 倫子

CXL 3.0 VIPのご紹介

セッション概要

CXL(Compute Express Link)は、標準的なPCIeの物理層の上での通信に使用されるプロトコルであり、高バンド幅、低レイテンシをターゲットとして開発されました。2023年現在CXL3.0が策定され、チップとしての実装が進められています。
本セッションでは、CXLプロトコルの概要、ターゲットとして想定されるマーケット、シノプシスがご提供している最先端CXLのデザインIPの現状、及びCXLプロトコルの検証用IPの対応状況についてご説明します。

日本シノプシス合同会社

カスタマー・サクセス・グループ
シニア・アプリケーション・エンジニア

寺澤 博雅

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12:35 - 13:10
VC-2

“脱ストレス” ランタイムと疑似エラーを大きく削減することを可能としたVC SpyGlassの活用!

セッション概要

京セラドキュメントソリューションズでは、機能性と省電力性を両立したプリンタ―・MFP製品実現のため、機能の強化と追加及びClock/Reset設計にこだわってASICを開発しています。この背景から、デザイン規模は10年間で約2倍に拡大しました。デザインの複雑化により、Lint/CDCのランタイムは2日を超え、違反レポート数は10万個に及ぶようになりました。その結果、開発期間を大きく圧迫するようになりました。これでは絶望です・・・
長すぎるランタイムではイタレーションを回せません。また、疑似エラーを含んだ膨大なレポートを隅々まで完璧に確認しなければ、バグが残る可能性は高くなります。これでは意味がありません。
この経緯から、ランタイムと疑似エラーの大幅削減が期待できるVC SpyGlassへの移行を決断しました。本セッションでは、この移行で得られた効果を弊社の事例を交えてご紹介します。

京セラドキュメントソリューションズ株式会社

技術本部 ソフトウェア2統括技術部
SD22 技術部 SD223課
技師

清家 遼太

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セッション
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13:20 - 13:55
VC-3

VC Formal DPVの画像処理回路検証への適用

セッション概要

画像処理回路には多くのパラメータがあり、網羅的なパラメータの組み合わせやコーナーケース条件の検証を行うことはダイナミック検証では困難であり、バグをすべて検出できない可能性があります。一方、フォーマル検証は網羅的な検証が可能ですが、演算を含むような画像処理回路には不向きという課題があります。
弊社の画像処理回路開発では、仕様となる画像処理アルゴリズムは検証済みのC/C++で提供されるため、RTLとC/C++の等価性が検証可能なシノプシス社のフォーマル検証ツールであるVC Formal DPV (Datapath Validation)を活用し、RTLとC/C++の等価を取ることで画像処理回路検証の品質向上及び工数削減を目指しています。
本セッションでは、VC Formal DPVの画像処理回路検証に対する試行結果をご紹介します。

株式会社リコー

先端技術研究所 共通基盤センター 第二エレキ設計室 デジタル設計三グループ

吉岡 太一

VC Formal DPVによるフォーマル・データパス検証のご紹介

セッション概要

VC Formal DPV (Datapath Validation)は、信号処理回路などの演算器(データパス)の等価性検証に最適化されたフォーマル検証のアプリケーションです。ダイナミック検証ではC/C++によるモデルを期待値として回路動作を検証する手法は広く行われています。DPVではRTLとC/C++という抽象度の異なるモデルの等価性検証を行うことで、従来のダイナミック検証に代わる演算器の高速かつ網羅的な検証方法を実現します。
本セッションではVC Formal DPVを用いたフォーマル等価性検証によるデータパス検証の概要をご紹介します。また、フォーマル検証の収束性を改善するための機能、および不一致が検出された際のデバッグ機能についてもご紹介します。

日本シノプシス合同会社

カスタマー・サクセス・グループ
スタッフ・アプリケーション・エンジニア

杉江 誠

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14:05 - 14:40
VC-4

通信IPへのML_AIベースVSO.ai Regression Optimizer適用事例紹介~カバレッジ収束性向上

セッション概要

車載向SOC/MCU製品に搭載する車載ネットワークIPの機能検証では、検証効率を上げるためにUVMベースでのランダム/カバレッジドリブン検証手法を用いてきました。
近年の自動運転に始まる車載システムの高度化は、機能検証の検証期間を増大させており、さらなる機能検証効率化が喫緊の課題となっていました。
シノプシス社が新しく開発したAI/MLを用いたソリューションであるRegression Optimizer は、カバレッジを効率よく向上させること、また、特にカバレッジ収束域でのカバレッジホールを大幅に削減できることにより、検証効率を向上させることが確認できました。
本セッションでは、ルネサス エレクトロニクスでのRegression Optimizer適用事例をご紹介します。

ルネサス エレクトロニクス株式会社

エンベデッドプロセッシング・デジタルパワー&シグナルチェーン・ソリューショングループ
コアIP開発統括部 周辺回路設計部
Principal Digital Engineer

上村 俊之

カバレッジ・ドリブン検証の生産性を向上させるVSO.aiのご紹介

セッション概要

ランダム・カバレッジドリブン検証は、シミュレーションベースの検証として、検証の品質の改善に非常に効果的な検証手法です。しかし、この検証手法は、カバレッジ収束に多大な労力や時間がかかるという課題があります。
この課題を解決するソリューションとして、シノプシスは、AI/MLを用いたソリューションである VSO.ai (Verification Space Optimization)を発表しました。本セッションでは、まず初めにVSO.aiの概要をご説明し、その後、中核となる技術であるRegression Optimizer及びCoverage Solverについてご紹介します。

日本シノプシス合同会社

カスタマー・サクセス・グループ
シニア・スタッフ・アプリケーション・エンジニア

上田 淳

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15:00 - 15:35
VC-5

Verdi UPF ArchitectによるIsolation Strategy自動生成機能のご紹介

セッション概要

Verdi UPF Architect (UPFA)は、UPFの開発を加速するためにPower IntentからUPFを生成・最適化するプラットフォームです。
Isolation Strategyを定義する際、設定漏れや不要な箇所に定義してしまったご経験はないでしょうか?本セッションでは、UPFAの概要としてGeneratorとOptimizerの機能から始め、UPF開発における最も困難な作業と言われているIsolation Strategyの定義をいかに簡単に解決できるかをご紹介します。Optimizerの「ISOGEN」は、デザイン構造とパワー・ドメイン情報をツールが自動的に解析し、必要な個所のみset_isolationコマンドを自動生成する機能です。マニュアルで記述されたIsolation Strategyで起こり得る問題をご紹介しながら、「ISOGEN」の実演を行い、これらソリューションの適用効果をご説明します。

日本シノプシス合同会社

カスタマー・サクセス・グループ
アプリケーション・エンジニア

Yu Jialiang

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15:45 - 16:20
VC-6

Verdi Intelligent Debug Acceleration (IDX)を利用したデバッグ効率化のご紹介

セッション概要

大規模SoC検証においてシミュレーションにかかる時間とデバッグの効率化は重大な課題です。
ChipTop検証において、波形ファイルをダンプしていないブロックの出力で問題が発生したり、新たにチェッカーを追加しデバッグを行う場合はシミュレーションの再実行が必要です。また、ブロックレベルのエンジニアは、チップレベルのテストベンチ環境やデザイン全体を必ずしも把握しているわけではないため、ブロックレベルにフォーカスしてデバッグした方が効率的です。
しかし、同じ問題をブロックレベルで再現するためのテストベンチ作成は困難で非常に手間がかかり、現実的なデバッグ・フローではありません。
本セッションでは、ChipTop検証で生成したFDSBファイルを自動で再利用しブロックレベルのシミュレーションを実現するVerdi Intelligent Debug Acceleration (IDX)テクノロジについてユースケースと合わせてご紹介します。

日本シノプシス合同会社

カスタマー・サクセス・グループ
アプリケーション・エンジニア

垂水 裕司

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16:30 - 17:05
VC-7 S-5

ZeBu Hybrid Emulationを活用したHW/SW協調検証のシフトレフト事例紹介

セッション概要

スマート社会の実現にむけ、SoC製品の価値、性能を最大化してお客様へお届けするためにはソフトウェア (SW)が重要となります。SWの開発・検証をマスク発注後もしくは実チップの完成後に行う場合、ハードウェア (HW)とSW間の致命的な不整合が判明すると、マスク修正が必要となってしまいます。この対策として、実チップに代わりHWとSWの協調検証が行えるZeBu Hybrid Emulation環境に着目し、HW/SW協調検証のマスク発注前へのシフトレフトに取り組みました。
本セッションでは、ZeBu Hybrid Emulation環境を導入する上で生じた課題とその対策、および協調検証の更なる高速化を実現した工夫点など、弊社での取り組み事例をご紹介します。

ヌヴォトン テクノロジージャパン株式会社

技術開発センター 基盤技術開発部 デジタルEDA課

青木 将訓

※プログラムは変更される場合がございます。ご了承ください。