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セッション
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09:00 - 10:10
K-1
Synopsys Keynote

[ビデオセッション]スマート・エブリシングの時代

セッション概要

全てのものがスマート化する時代にあって、私たちの住む世界は、半導体技術の急速な進歩とAIパワーの相乗効果によって大きく変貌しつつあります。そしてこの変革プロセスは、テクノロジと経済の相乗効果すなわち“Techonomics”によって均衡を保ちつつ進行しています。シノプシスのファウンダーであり会長兼CEOのAart de Geusは、この変革の旅の最前線に立ち続けてきました。本セッションでは、半導体、コンピューティング、データ解析、AIの可能性を最大限に引き出した数十年にわたる半導体の進歩について掘り下げます。可能性は無限です。私たちは、業界の行く末を形作る画期的なイノベーションを目の当たりにできる幸運に恵まれているのです。

Synopsys, Inc.

Chairman and Chief Executive Officer

Dr. Aart de Geus

online
10:15 - 11:05
K-2
Guest Keynote

ゆらぎを使う生物の桁違いの省エネ・アルゴリズムとAIへの応用

セッション概要

現在、ChatGPTなどAIが大きな注目を浴びていますが、深刻な問題を抱えています。それはエネルギー問題です。
例えばChatGPT3は学習に人間の脳が1万年間以上かけて使うエネルギーを使っている一方、ヒト脳はChatGPTの1000倍以上の結合(1000兆のシナプス)を持ちながら20ワットで働きます。細胞は遺伝情報だけでも6Gビットの情報を処理しているのに1兆分の1ワット程度しか消費しませんが、コンピュータの場合1兆分の1ワットでは1秒に1ビットの情報処理がせいぜいです。生物には桁違いの省エネアルゴリズムが働いているはずです。
我々は水溶液中で1分子の動きをナノ秒、ナノメータの精度で観察する1分子ナノ計測技術を開発し、タンパク質分子機械の働きを詳細に調べ、分子機械は熱ゆらぎを利用して1ビットの情報を10E-21J程度で処理している実態を見出しました。コンピュータは1演算に約10E-11J(ex.100W/10TFlops、GPU)使うので、1億倍以上省エネということになります。
本講演では、生物分子機械の桁違いの省エネのしくみ、そしてそれのAIへの応用の可能性について述べます。

大阪大学大学院情報科学研究科 特任教授

大阪大学名誉教授     
大阪大学大学院情報科学研究科NECブレインインスパイヤードコンピューティング協働研究所 所長
大阪大学大学院情報科学研究科 特任教授
情報通信研究機構 フェロー
情報通信研究機構 未来ICT研究所脳情報通信融合研究センター R&Dアドバイザー

柳田 敏雄

※プログラムは変更される場合がございます。ご了承ください。